2013年5月8日水曜日

地名「船越」の検討からどのように知りたい情報を得るか


柳田國男の指摘、古川清久さんの論文、WEBでのネットサーフィン等から船越というキーワードで古代における舟の陸行が地名として残り、また民俗として現代まで伝わってきていることが判りました。
船越そのものについて検討を深めようとすれば、どんどん深めることが出来そうです。
しかし、2013.05.03記事「ブログ再開」で書いたように、私は、花見川流域の本質が地峡であり、そこでは古代に船越が行われていたに違いないという問題意識から船越について調べています。
花見川流域には船越という地名はありません。また現在のところ船越に関する直接証拠も呈示できません。このまま船越一般について検討を深めいっても、自分の問題意識(花見川地峡に船越という現象が存在したことの証明)と離れて行ってしまいます。

そこで、次のような対応関係を考え、全国の船越事例から、自分が本当に知りたい情報を得たいと思っています。

花見川地峡における船越の証拠集めを加速するために他所の「船越」を知る

私が本当にしたいことは、花見川地峡で古代に船越現象が存在していたという証拠集めです。
その証拠集めを加速するために、他所の船越事例を検討することとします。

具体的には花見川地峡の次のような条件と同じような船越事例を見つけて検討したいと思います。

花見川地峡の特徴
・舟運に関連すると思われる地名の存在(「戸」(と、ど)など)
・縄文海進時代に陸地に深く入り込んだ海
・運河や放水路の建設
・地峡を連想させない現在の地形、遠ざかった海
・船越の記憶の消失

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